Silent map [Hiroshima-Hannover] /2008/のり  「SCHÖN SCHÖN」Kunsthalle Faust / ハノーバー/ ドイツ

私はギャラリーの床に私の生まれ育った街、広島市の道を『のり』で描きました。
道とは街の血管であり、積み重ねられた歴史や、人々の生活を写し出すものであると考えています。

広島市は第二次世界大戦中、一発の原子爆弾によって破壊し尽くされました。
しかし人々は瓦礫の上に街を復興し、現在の広島市を築いてきました。

広島と同様に、戦争による破壊と復興を経験したドイツのハノーバー市に広島の道を描く。
その道は始めは見えない道ですが、ギャラリーを訪れたハノーバーの人々がその上を歩くことにより現れてきます。
これは、両市が歩んで来た歴史を共有する試みでもあります。