コトタマ /2005/磁石 モーター ステンレスミラー他

 この作品は周囲の音の変化を、振り子の動きに変換するものです。
振り子は周囲の音を感知するとゆっくりと揺れ始め、周囲が静かになると停止します。

振り子の動きは、音が空間を動かしているような感覚を起こさせます。
音が振り子に影響を与えることにより、普段とは異なった関係性の中で音を感じる事が出来ます。

古来より様々な地域で、音には不思議な力があると考えられてきました。
日本では、声に出した言葉が現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられてきました。

現代社会は音が氾濫しています。
そのため私たちは音に対して鈍感になってしまっているのではないでしょうか。

人間が本来感じていた音の神秘性を感じることが出来ればと思います。